追悼:ラピュちゃんへ感謝を込めて

 

アニマルボディートークの素晴らしさを教えてくれたラピュちゃんと飼い主さんのAyaちゃん。

 

昨年2012年5月。ワタシに初めて動物のクライアントさんができました。

ミニチュアダックス、11歳、ラピュちゃん。大きな瞳がうるうると可愛らしい女の子ちゃんです^ー^

「ボディートークは、妊婦さん、そして赤ちゃんやちびっこ、お年寄り、そして動物や植物にもセッションできるんだよー」なんて話を、友人でヨガのインストラクターでもあるAyaちゃんにしたら、「ぜひ、うちのラピュを診てほしい」と依頼をうけました。

そう。ボディートークは、動物へのセッションもできるんです。その名も・・・

 

アニマルボディートーク」! 

 

 

そのままです 笑。

 

 

実はラピュちゃん。この時すでに、脾臓は破裂し、摘出されており、さらに末期の肝臓ガンで、余命数か月と診断されていました。

肝臓にある太い動脈のすぐ脇にできたガン細胞。小さな体の中に5センチ以上の大きさのガンがありました。しかも、動脈を傷つける恐れがあるので、外科的な手術はできず、残された時間は、お薬と食事療法で回復を祈るだけ・・・という状況でした。

 

これは重篤なケースだわ・・・。

 

と、若干の緊張はあったものの「今、できることを精いっぱいやらせてもらう!」という気持ちで、去年の5月10日、5月22日、6月20日、そして2013年5月7日の計4回セッションを行いました。

 

 

去年5月のラピュちゃん。しっぽフリフリの残像が・・・笑

 

 

1回目のセッションのテーマは、

今まで我慢してきた自分のココロを解放し、自分を許してあげること。そして、胸腺という内分泌腺の細胞を修復し、T細胞を活性化させガンに立ち向かう、というセッションでした。

 

 

何を我慢してきたのかというと・・・。

 

実はAyaちゃん宅にはもう1匹わんちゃんが。チワワのジジ君。弟分のわんちゃんが後から仲間に加わったのです。ラピュちゃんは精神的にとってもお姉さんだったので、いろいろ我慢して、一歩引き、全部ジジ君に譲っていたのです。それが心身のバランスに影響していました。

 

 

そして、セッションでは、もう摘出されてないはずの脾臓から体全般への血液循環を整え、体のなかの余分な老廃物とエネルギーの排出をする、という内容になりました。そう、物理的にもう体のなかにはない摘出したはずの臓器も「エネルギー」という形で体のなかに留まるので、ボディートークでは摘出されてしまった臓器のエネルギーも整えていけるんです。

 

 

余談ですが、女性でも精巣や前立腺の意識やエネルギー、男性でも卵巣や子宮のエネルギーなんていうものもセッションで扱う場合があります。ちなみにワタシ、以前バリバリの営業職だった時代は精巣の意識なんてリンクがよくでました。ワタシの中の男性性全開で、強がって仕事していたんだなー、と懐かしく思います 笑

 

 

2回目は、引き続き肝臓の活性化と免疫機能、ホルモンの分泌調整がメイン。

 

3回目は、主にラピュちゃんの精神面へのセッションでした。自分の精神がバランスするよう、自分で自分を許してあげること。自分をすり減らしてまで頑張りすぎている時によくでるリンクです。そして、8年前のショッキングな出来事が、甲状腺にある「自己表現」という意識を低下させてしまっていました。それは、飼い主さんが、旅行にいくので、初めてペットホテルに預けられた、という出来事だったのです。その記憶や恐れを解放し、肝臓の意識である「魂を進化させていく」という壮大なセッションになりました。

 

 

そして、その後。

 

余命数か月と言われていて、5センチもあった大きなガンは、なんと1.7センチまで縮小したという朗報が!

 

 

すごーーい!!!よかったー!!!

 

 

これは、もちろんボディートークの効果だけではありません。

ラピュちゃん自身の素晴らしい自然治癒力と、飼い主さんの献身的な介護と愛情のたまもの。聞けば、ラピュちゃんのご飯は全部手作りで、体にいい栄養素を配合し、愛情をもって与えていたそう。そう、やっぱり愛のエネルギーってとっても効果が高い!と思います^ー^

 

 

そして、それから1年が過ぎた2013年5月。

 

 

4回目のセッションの依頼がありました。

でも、これがラピュちゃんへの最後のボディートークセッションとなってしまいました。

 

久々に会ったラピュちゃんは肝臓から様々な臓器へガンが転移していて、左目はガンの影響で失明していました。でも、さすがはボディートークの常連さま!さぁ、セッションをしましょう!と飼い主さんに横たわってもらうと・・・・

 

 

 はい、どうぞ~

 

とい言わんばかりにラピュちゃんも自らベットに横たわり、お腹までみせてくれちゃいます♡ボディートークももう4回目となると、これから何をされるのか分かっているのでしょうね^ー^

 

見た目はとっても元気そうなのにな・・・とちょっと切なくなりながら、「今できるベストなことをただやるのみ!」と自分を奮い立たせ、セッション開始!

 

 

今回も、テーマはラピュちゃんへの精神面へのセッションでした。

 

 

今回は心臓のポンプ力、血液循環の行き帰りなど、心臓血管系のセッションからスタート。今思えば、もう心臓の血液を押し出す力も弱っていたのかもしれません・・・。そして、免疫力の落ちた体なので、なかなかお外にお散歩に連れて行ってもらえないこと、忙しい飼い主さんは家を空けることが多くて一緒にいられる時間が少ないことが、ちょっと寂しかった様子。その気持ちの解放をしました。

 

 

そして、一番最後にとったバランスは、ラピュちゃんの精神の許可。でも、それは自分のことではなく、飼い主さんへの想いでした。

 

 

 

「Ayaちゃんをより大きく包み込むようにサポートできる自分になることを許可します」

 

 

そして、それが自分のからだ全部のエネルギーにリンクしていました。

 

後から思い返せば、この最後のリンクは、

 

 

「もう自分は天国に旅立つけれど、体を離れても、もっと大きくAyaちゃんをサポートするからね!」

 

 

と、いうことを伝えてくれたのではないかな、と思います。

 

 

 

 

 

これが最後のセッションとなり、このセッションの3日後、様態が急変し緊急入院。そして飼い主さんが病院に来てくれるまで頑張り、最期は、大好きなAyaちゃんの腕の中で息を引き取ったそうです。

 

 

動物が私たちに教えてくれる無償の愛。

動物たち、特にペットとして人と一緒に生活している動物達は、常に飼い主さんのことを助けてくれようとするそうです。

セッションの内容からうかがえるように、ラピュちゃんも、いつも自分のことよりも、飼い主さんのことを気にかけていました。例えば、ラピュちゃんにあった心配の感情、でもそれは自分の病気のことなんかの心配ではなく、「Ayaちゃんが、自分の病気のことを心配し過ぎてることが、心配」といったように、常に飼い主さんのことを想っているのです。

 

 

ラピュちゃんのセッションをやらせていただいて、とっても勉強になりました。人も動物もみんな同じ。むしろ動物のほうが純粋で、私たち人間のそばにいて、常に無償の愛というものを教えてくれている存在なんだな、と感じました。

ラピュちゃんのおかげで、アニマルボディートークをやっていきたい!と思えたよ。素晴らしい気づきをありがとう。どうぞ安らかに眠ってくださいね。おつかれさまでした。

 

 

追伸:

いつか、ラピュちゃんとのこれらの素晴らしい体験をみなさんにシェアしたい、と思っていました。でも、飼い主さんAyaちゃんの気持ちの整理がつくまでは私も書けない・・・と思っていて。今回Ayaちゃんも少し落ち着いてきた、との連絡をいただいたので、ワタシも踏ん張ってラピュちゃんとの思い出をつづらせてもらいました。このブログをアップすることを快諾してくれたAyaちゃんに感謝します。ありがとう