ボディートークの応用分野 

 アメリカで発展してきたボディートークは、すでに様々な分野で利用されています。

IBA(International BodyTalk Association)のサイトより抜粋したものをご紹介します。

 

 

1.    一般的な健康維持と予防ヘルスケア

一般的な健康維持は、ボディートークシステムが個人に供給するヘルスケアの基礎的な要素のうちの1つです。たとえあなたが具合がよいと思っていても、さらによい状態になる見込みがあるのです。もし、それほど大きな問題ではないちょっとした痛みや、頭痛、消化器系のバランスの崩れやストレスに関係している問題があれば、ボディートークは直ぐに、そして簡単に身体をよりよいバランス状態へ導きます。更に、ボディートークは、心身ともに最適な状態にすることにより、ストレスからの影響を受けなくし、その結果、免疫系が上手に働いて、外的要因である細菌や毒素からも身を守る、という予防の役割も果します。

 

2.    スポーツメディスン

ボディートークはパフォーマンスレベルを最大限に引き出し、感情や心理的な要素に直接、そして実践的な方法で働き掛けます。ボディートークは、脳が身体のある特定の部位に焦点をあてることを増幅します。それによって血液の供給、リンパ・神経・エネルギーの流れ、免疫の反応、そして組織の修復を増進させます。この増幅された脳のフォーカスが、詳細な身体の要求を調和すること可能し、リハビリの現場においては、治癒過程を大いに早めることができます。そして同様に、この身体システムをフォーカスすることで、アスリートや様々なパフォーマーによりよい結果をもたらしてきました。

 

3.    リハビリテーション全般

上記と同様に、ボディートークは、身体の治癒過程を促進させ、怪我や手術や病気からの回復を早めます。多くのアメリカの理学療法士はボディートークを通常のリハビリテーションの一環として取り入れて、素晴らしい結果を残しています。

 

4.    妊娠期と出産

ボディートークは妊娠中や出産の時にも活用されています。また、新生児や小さな子供にも使うことができます。出産前にボディートークのセッションを受けることにより、母親と胎児の相互のコミュニケーションがとれ、それよって胎児は健全に成長するようになります。

また、妊娠中のあらゆる問題にも取り組むことができます。ボディートークは、出産時の母親が落ち着いて、出産がよりスムーズなものとなることを助けてくれます。出産後は、母親と子供の出産時ストレスを迅速にかつ簡単に回復させることができます。

 

5.    認知症と脳障害

ボディートークは、脳の傷害やトラウマ、その他の様々な要因から、脳が自己修復する能力を促進させます。ボディートークでは、脳の機能が改善し、認知発達が向上されるので、 自閉症・ADD/ADHD(注意欠陥障害/注意欠陥過活動性障害)・トラウマ・様々な脳傷害に、とても有効であると実証されています。

 

 

6.    臓器・組織の移植と関節置換術

術前や術後のボディートークセッションは、新しい組織の拒絶反応を最小限に抑え、速い回復力をもたらします。

 

 

7.    PTSD(心的外傷後ストレス障害)とトラウマ

ボディートークは、ストレス障害に苦しんでいる人へ様々な良い結果をもたしてきました。脳をバランスすることで、クライアントのショックやトラウマ、心をかき乱すようなネガティブな連鎖や記憶を克服することを助けます。

 

 

8.    癌と化学療法

癌の逆症療法の補助的療法としてボディートークは、化学療法薬や放射線からくる吐き気やその他の副作用によりよく対処できるよう身体をバランスのとれた状態に戻し、より全面的な回復を助けます。ボディートークは痛みの対処療法にもなります。

 

 

9.    免疫系の機能不全障害とアレルギー

ボディートークの1つの強みは、アレルギー、免疫系の問題、ホルモンバランスの崩れ、体の化学反応などのあらゆる問題に対して回復を促すことができることです。多くの、アレルギー専門家、内分泌系専門家や医療関係者は、ボディートークによって、体が自らの化学反応をバランスするよう促され、実際に体がそうするという能力を目の当たりにして驚かされています。

 

10. ホスピスケア

ボディートークは、ホスピスケアにいるクライアントやその家族が、ストレスフルな状態にうまく対応出来るようも使われてきました。ホスピスケアにいる方へは、ボディートークは死に臨んだ際に持っているかもしれない、残っているあらゆる抵抗や恐れを解消するのを助け、尊厳と共に移行するのを助けることができます。

 

 

11. 依存症の回復と禁断症状

ボディートークは、それらの中毒を引き起こしている根本的な原因となる問題や過去の記憶、感情に焦点をあてることにより、禁断症状や依存症などにも取り組むことができます。ボディートークは様々な依存症を回復するプログラムのとてもいい補強となります。

 

 

12. 組織とグループダイナミックス

スポーツチーム、ビジネス、組織、そして家族は、それぞれがダイナミックな人生をもつ、エネルギーの相互関係の複雑なシステムです。これらの相互関係は、健康、パフォーマンス、そして、メンバーや組織全体の中でどのくらい協力するかなどの度合いにも大きく影響します。ボディートークは、組織やグループの中のメンバーに大きな変化をもたらし、その組織の中のエネルギー的なコミュニケーションをバランスすることによって、グループのある特定のダイナミックな機能を改善します。スポーツチームなどでは、ボディートーク施術士を利用して、チームワークの共時性とコーチと選手間のコミュニケーションを向上させてきました。そして、このことが総合的なチームのパフォーマンスを劇的に向上させる結果をもたらしました。具体的なセッションはオーダーメイドのようなものです。例えば、新しい選手をチームに溶け込ませ、チームがその変化により早く順応できるようにすることは、その個人にもそしてチームにとってもよりよいパフォーマンス結果をもたらします。この原理は、会社であれ、協会であれ、クラスメートあるいは家族でもどんな「チームメンバー」にも応用可能です。

 

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アニマルボディートーク