入院生活を終えて

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 お花のパワーってすごいですね。元気と癒しをもらいました。

9/20(日)に退院いたしました!

たくさんの方々からメッセージを頂いたり、ご自身の体験をシェア頂いたり、お見舞に来て頂いたり・・・と入院生活の励みになりました。サポートいただきありがとうございました!

9/13(日)に入院し、9/14(月)に手術、9/20(日)に退院で、ちょうど1週間を病院で過ごしてきました。おかげさまで、術後の経過もとっても順調(^-^) 最近病院では、傷口の癒着防止のために手術翌日には起こされて、歩かされます。

「え!お腹切っているのに、翌日になんて歩けるかな?」

と思っていましたが!

意外と歩けるものですね(^-^)

背中からチューブを入れる「硬膜外麻酔」というものを使い、術後48時間はお腹周りがぼんやりと麻酔がかかっている状態になります。ですので、傷もそんなに痛まなかったです。ただ、仰向けで寝ていて、よいしょっと腹筋を使って起き上がれないから、まず横に倒れて、そこから起き上がる、というような折り紙式にしか起き上がれませんでした。

今日で、術後11日目です(^-^)

今はサクサク歩けますし、日常生活でのほとんどの作業は問題なくこなせます(^-^)ただやはり腹筋に力が入りにくいので、重たいものを持ったり、後屈のポーズなどはお腹につっぱり感があって、制限があります。病院からは、1ヶ月くらいかけて通常の生活・運動量に戻すように、と指導を受けています。

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病院の術後のスケジュール。術後の回復のステップが知れてとっても役立ちました。

 

入院中は、笑うとお腹が痛かったり、せき、くしゃみ、なども命がけ!笑 

お見舞にきてくれた友人は帝王切開で出産し、開腹手術経験者です。彼女曰く、

「笑うときは、両手でぐっとお腹を押さえてから笑うといいよ〜」と。

これはとっても実践的でした(^-^)

そして、くしゃみは、鼻をつまみぐっとくしゃみを潰す!そんな日々を過ごしていました。でしたが、ここ数日は、くしゃみも思いっきりできるようになり、人間の体の治癒力に感動しています(^-^)

術後の正直な感想としては、

 

「こんなに早く通常に戻れるなら、なんでもっと早く手術を受けなかったのかしら自分!」

 

と喉元過ぎれば・・・な感じです 笑

とはいえ、これも全てこのために準備してきたり、実践したもののお陰だと感謝も忘れてはいません!

 

 

thumb_IMG_1570_1024病院の図書館。入院中の人は、何冊でも借りられます! 

 

 

今回、一番調整が大変だったのは、術前の気持ちのバランスでした。

 

全身麻酔の間は、自分で呼吸ができないので人工呼吸になるってご存知でしたか?私は今回初めて知ったのですが、

 

「え、ってことは、人工的に死んじゃうんだ、ワタシ」

 「もしかして目覚めない・・・なんてこともあるのでは?!」

 

と神妙になってみたり(^_^;)

 

手術時間は、1日の中の2番手。前の方の手術が8:00〜でそれが終わり次第、私の番が回ってくる、というなんとも、もやもやした待たされ方でして。結局手術は、お昼の12:00〜となりました。午前中の待ち時間の長いこと長いこと(^_^;) 

 

また、術後の痛みってどんなだろう?耐えられるかな?術中に何か良からぬことになって他の臓器も取られてしまったらどうしよう、など、あらゆる無意味な妄想をして、自分で恐れを作り上げてみたり 笑

 

「いかん、いかん!」

 

と我に戻っては、気持ちを落ち着かせようと、

ボディートークのタッピング(これは、もうすきあらばずっとトントンしていました 笑)

ヨガの呼吸法(アヌロマヴィローマ。これ気持ちを落ち着かせてくれるのには効果抜群でした!)

マントラCDを聞く

瞑想の練習

などなど、ありとあらゆる手段を使い自分を落ち着からせようと必死。

正に、動き回るこころをどう制御していくのか・・・ヨーガの実践ですね!!

 

と、まぁ、あの手この手でなんとか気持ちを落ち着かせようと頑張りましたが、それでもやっぱりナーバスなワタシ。

 

でも!

 

いざ手術室に入ってみると・・・

 

何かストンと憑き物が落ちたというか、腹が据わったというか、不思議と「スーーー」っと気持ちが落ち着くのを感じました。そのモードの変わり方たるや、自分でも驚きました。

手術室の看護師さんたちもとても丁寧に、次に何をするかのステップを一つずつ説明してくださって、それがとっても安心でした。やはり初めての経験って、次に何をして、どうなってしまうの分からないという不安と未知への恐れがあるかと思いますが、今回の病院(広尾の日本赤十字社医療センター)はそんな患者さんの心理状態を熟知されて、ケアしてくださっているのではないかと感じました。1人の看護師さんは、全身麻酔がかかる直前まで、ずーっと手を握ってくださったりと、とても心強かったです。

 

このこと自体!術前にやってもらった、手術中に発動するボディートークのパフォーマンスセッションのおかげではないかと思います。グループマトリックスというセッションで、

 

「この手術に関わる全ての医療従事者が、協力し合い、よりよく作業ができるように。そして私をそのチームの一員であるという認識をもってくれるように」

 

というセッションだったのです。

 

術後、同じ病室で、同じ婦人科系の手術をなさった方々とお話する機会があったのですが、看護師さんが手なんて握っていてくれなかったよー、とのことでした。親切な看護師さんにあたってラッキーでした!これもボディートークパワーかな?!

 

そして、術後もうひとつラッキーだったことは、抜糸がなかったこと!

先生から、

 

「あ、そうそう、抜糸はありませんからね〜」

 

と言われて、驚きました。

こちらも担当のドクターの方針によって違うようなのですが、同室の方は抜糸をされていて、「痛かった・・・」と(^_^;) 最近では溶けてしまう糸を使うことが多いそうです。

 

 

 

と、西洋医学のドクター、看護師さんたちのたくさんの配慮をいただき、東京タワーと六本木ヒルズが見えるお部屋での入院生活を満喫し、帰宅しました(^-^)

 

thumb_IMG_1595_1024入院生活最後の晩餐!ハワイのブランチ?のような特別メニュー(プラス1000円の特別メニューを奮発しました 笑) 

 

時として、西洋医学が必要であればその技術をありがたく受け入れることも必要。でも、それにあたって、

 

自分が不安に思うこと

こうはして欲しくない

こうしたい

 

という意思をしっかりとドクターと話し合うこと。そこが大切なのではないかな、と思いました。私の場合はとてもラッキーで、外来の時から担当してくださった女医さんが私の意思を汲んでくださる方で、コミュニケーションがよくとれたこと、それは本当にラッキーだったな、ありがたいな、と感謝しています。

 

もし、同じような症状で手術を検討されている方がいらっしゃれば、何かの参考としていただければ幸いです(^-^)

 

癒着防止のため、そして、また新たなる筋腫を防ぐために術後のケアとリハビリを始めました!

またこのあたりも次回ブログで書きますね(^-^) ひとまずは、退院のご報告と応援してくださったみなさんへ感謝をこめて。