2016-10-8 お写経+YOGA。
前回8月のお写経+YOGA続き、今回もお写経+YOGAスタンプカード12回達成の方々がいらっしゃいました〜( ´ ▽ ` )ノ おめでとうございます!そして、本当にいつもありがとうございます!
最近の試みで、お写経+YOGAのお茶の時間を使って、茶話会として「暮らしに役立つヨーガの教え」と題してお話をさせていただいております。お抹茶やチャイを飲みながら、ばくっと、ほっこりと、そしてゆるゆると、体を動かすだけがヨガじゃない!ということに興味をもっていただければと思っています(^-^)
お写経+YOGAに来てくださった方には、茶話会の内容を、毎回1枚のプリントを差し上げております。それが何回か溜まったらちょっとしたヨーガの勉強ノートになるといいな、と思っています。
前回までの内容を、記載してみます。もしご興味あれば、読んでみて下さいね!
お写経+YOGA 暮らしに役立つヨーガの教え Vol.2 2016-8-6
【ヨーガとは】
数千年前にインドで生まれた、世界最古の「人格開発体系」と言われる「生命の科学」です。
【私たち人間を構成するもの】
肉体 =乗り物 (肉体を動かす為には「行動」「感情」「知性」の3つの力が必要)
こころ =その御者
魂 =本当の自分
*「肉体は魂の乗り物」「肉体は魂の住むところ(お寺)」と言われます。
肉体・こころ・魂がうまく調和・バランスし働かなくてはいけないのです!
昔のヨギ(ヨーガの修行をする人々)は、
「人間の本質は何か?」
「人が自分自身とも環境とも調和して生きて行く為には何が必要なのか」
を知り尽くしており、こころと体の関わり合いを考えながら、このバランスを保つ独特の方法を編み出しました。
体を健康に保つ為に必要な運動(アーサナ)、こころに安らぎを与えるための呼吸法(プラーナヤーマ)と瞑想(メディテイション)を組み合わせました。
これが、私たちが練習している「ヨーガ」です。
【ヨーガという言葉自体の意味】
「つなぐ」という意味がある。
→ ヨーガによって、何と何をつなぐの?
肉体・こころ・魂 をつなぐ
個我(ジヴァ)と、絶対的純粋意識(ブラフマン)をつなぐ
私たちは、無知により、本物と見かけだけのものを見極められないでると言われている。
ヨーガの目的は、
実在と非実在・時間・空間・因果関係といった幻想から自由になり、自分の本来の中に
ある神聖さ・性質に気づくこと。
さまざまな「ヨーガ」の道がありますが!
最終的には、どのみちも、みんなここを目指しています。
【ヨーガの4つの道】
カルマヨーガ
無私の奉仕の道
すべての行動を自分への見返りという考えなしに、神さまに捧げるような気持で行動する道。
行動の結果を放棄することで、「利己的」がなくなり「私!」がなくなり、
その結果、こころが開かれ・エゴが消え・すべては一つという認識になる。
《メリット》いつでも、どこでも、誰でも、行動したいとう気持さえあれば始められます!
バクティヨーガ
捧げる・帰依する純真な愛アプローチの道
お祈り・チャンティング・神や聖人の話を聞く・祈りの儀式(プージャ)をすることにより、
その結果、謙遜心・自分が神様の道具である感覚がわく・身を委ね、利己心が消える。
《デメリット》帰依するひとが狂信的になりやすい。どの宗教も神は1つであると説いている
のに、自分と神の個人的な関係だけが正しいと思ってしまう。
ニャーナヨーガ
知識のヨーガ 哲学的なアプローチ
スピリチュアルな進歩に対する知的な直接的なアプローチ。「ヴェーダンタ」というヨーガ
の教えや聖典を勉強し、何が有限で、何が無限のものを正しく「識別」できるように、
自己規律に則り、鋭い感覚、熱心さ、曇っていない感情で自己分析(ヴィヴェーカ識別)
をする。最も難しいヨーガの道と言われている。
《デメリット》知的能力を誇りに思ってしまう危険性がある。エゴや感情が浄化されてい
ないと偏り、新たなエゴを見出してしまう恐れがある。ニャーナヨギには
バクティヨーガ(神への愛)とバランスしながら学ぶ必要がある。
ラジャヨーガ
マインドをコントローするヨガ・科学的なアプローチ
統計的にマインドを分析し、さまざまなテクニックを使って意識をコントロールしていく道。
まず、プラーナ(生命エネルギー)のコントロールを学ぶことにより、マインドが自動的に
コントロールされます。
ラージャヨーガには
①ハタヨーガ
②クンダリーニヨーガ が含まれます。
現在、私のクラスにでてくださっている方は、
4つのヨーガの中の、「ラージャヨーガ」の中の「ハタヨーガ」の中の「シヴァナンダヨーガ」
という種類のヨーガを練習していることになります(^-^)
・・・・眠くなってきた?!
まだ大丈夫なら、続きもどうぞ(^-^)
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お写経+YOGA 暮らしに役立つヨーガの教え Vol.2 2016-10-8
前回のおさらい
【ヨガの4つの道】
カルマヨーガ 行動のヨーガ 無私の奉仕のアプローチ(見返りを考えない)
バクティヨーガ 捧げる・帰依する純粋な愛のアプローチ
ニャーナヨーガ 知識のヨーガ 哲学的なアプローチ
ラージャヨーガ マインドをコントロールするヨーガ 科学的なアプローチ
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ラージャヨーガには、系統立てられたガイドラインがあります。
【ヨーガ・スートラ】
ラージャヨーガの原典。
およそ2000年間に賢者パタンジャリ・マハリシによって編成されたヨーガの聖典。
*スートラ=糸の意味で、糸のようにパタンジャリが説いた短い言葉をつないだもの。
ATHA YOGANUSASANAM. アタハ ヨーガヌササナン
これよりヨーガを明細に説く
YOGAS CHITTA VRITTI NIRODHAH. ヨーガ チッタ ヴリッディ ニローダハ
心の作用を止滅することが、ヨーガである
・・・・という始まりの節は有名です(^-^)
【ラージャヨーガの8支則】
ヨーガスートラは「アシュタンガヨーガ」とも呼ばれます。(アッシュト=8 アンガ=枝)
私たちが前向きで有意義な毎日を送っていくための実践すべき、実用的なガイドラインです。
①【ヤマ】禁戒 制限すること 傷つけない・嘘をつかない・盗まない・貪らない・期待しない
②【ニヤマ】勧戒 (進んでやるべき道徳)純潔・知足・苦行・聖典の学習・神聖なものへ委ねる③【アーサナ】座法 快適で安定した姿勢をとる
④【プラーナーヤーマ】調息 呼吸の制御 生命エネルギーをコントロールする
⑤【プラティヤーハーラ】制感 感覚の制御 外側に向けていた感覚を内側に向け内的感覚を養う
⑥【ダーラナー】集中 意識とひとつの対象に集中させる
⑦【ディヤーナ】瞑想 絶え間なく意識を集中し続ること
⑧【サマーディ】三昧 超意識 表現できないほど崇高で時間・空間・因果を超越するもの
①ヤマと②ニヤマは、③〜⑧の土台となります。
と、こんな感じで、まずはばくっと!ヨーガの体系を理解していただければ幸いです(^-^)
さて!
次回のお写経+YOGAは12月10日(土) 9:30〜です。2016年最後となります!薬師寺東京別院のお坊さん小林澤應さんからの般若心経の読経付き!
茶話会では、ラージャヨーガの8支則のうち、一番実践が難しい!?ヤマ・ニヤマのお話をしたいと思っています(^-^) ご都合がつけばぜひいらしてください!